おすすめの使い方① 先に問題を解く② 正解一覧で確認する③ 間違えた問題だけ解説と図で復習する
マーク解答クイックチェッカー
自己採点用の一覧です。数字・符号は1マスずつに分けています。◯・△・□・*・▽・@は原問の補助的な空欄も含めて示しています。
大問 1
ア-
イ1
ウ5
エ8
オ8
カ7
キ3
ク5
ケ1
コ2
サ②
シ⑧
ス1
セ4
大問 2
大問 3
大問 4
ハ2
ヒ5
フ3
へ⓪
ホ6
マ0
◯5
△3
□3
ミ1
ム2
*5
▽3
@9
メ4
モ9
大問 5
大問 1. 基本小問
この問題のポイント計算の順序を守る合同は辺と角で確かめる2倍のくり返しを数える
(1) 四則計算
掛け算を先に計算します。
(−4)−(−3)+1×0=−4+3+0=−1 【アイ: -1】
(2) 因数分解
掛けて-40、足して-3になる2つの数は5と-8です。
x2−3x−40=(x+5)(x−8) 【ウ: 5, エ: 8】
(3) 1次不等式
x+25>4x−1 −3x>−26⟹x<326=8.66... これを満たす最大の整数は8です。
【オ: 8】
(4) 平方根の計算
分母を有理化し、根号の中を整理します。
124+75525=234+5325=32+35=37=373 【カ: 7, キ: 3】
(5) 2次方程式
解の公式を利用します。
x=2−(−2)±(−2)2−4×1×(−4)=22±20=22±25=1±5 【ク: 5】
(6) 連立方程式
6x+5y=4 …①
2x+3y=4 …②
②を3倍して 6x+9y=12。これから①を引くと 4y=8⟹y=2。
②に代入して 2x+6=4⟹x=−1。
【ケ: 1, コ: 2】
(7) 図形の証明
△ABE と △ACD に注目します。仮定と点の位置から、
AB=AC,∠BAE=∠CAD,∠ABE=∠ACD となります。1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しいため、この2つの三角形は合同です。
したがって、選ぶのは ② ABE と ⑧ ACD です。
【サ: ②, シ: ⑧】
もう少し詳しく:なぜ残りの三角形も合同?
大きい三角形の合同から AE=AD、∠AEB=∠ADC が分かります。
BD=AB−AD=AC−AE=CE また、∠BDF と ∠CEF は、それぞれ ∠ADC、∠AEB の補角なので等しくなります。仮定の ∠DBF=∠ECF と合わせると、1組の辺とその両端の角が等しいため、△DBF≡△ECF。対応する辺より BF=CF です。
共通部分を取り除くという見方は役立ちますが、面積が等しいだけでは合同とはいえません。 辺と角の対応まで確かめましょう。
(8) 指数関数的な増加
紙を n 回折ったときの厚さは 1×2n mm です。
8.5 m =8500 mm なので、2n>8500 となる n を探します。
210=1024、213=8192、214=16384 となるため、14回目で超えます。
【スセ: 14】
図で確認:13回では届かず、14回で超える
紙の厚さは折るたびに2倍。8,192 mm < 8,500 mm < 16,384 mmです。大問 2. データ分析と移動平均
この問題のポイントグラフで分かることを区別する曜日による違いに注目する7日間で1週間をならす
(1) 折れ線グラフの性質
折れ線グラフは、時系列でのデータの増減(右上がりなら増加、右下がりなら減少)を視覚的に捉えるのに適しています。
【ソ: ②】
(2) グラフからの読み取り
月曜日・水曜日の両方のグラフで、2022年の大きな山の付近を見ると、新規陽性者数が10,000人を超える週が続いています。両方の曜日で10,000人を超えた週が、連続して2週間以上あるため、選択肢4が適切です。
選択肢1の「火曜日の値は月曜日と水曜日の平均」は、グラフからは断定できません。2020年にも100人を超える値があるので選択肢2も不適切です。また、グラフの線が0に近いだけでは「毎年0人の日がある」とは判断できません。
【タ: 4】
(3) 曜日の影響の排除
曜日の影響をならすには、毎日、直近7日分の平均を取る方法が適しています。
7日間なら、月曜日から日曜日までの各曜日が1回ずつ入ります。3日・5日・9日では曜日の含まれ方が偏るため、選択肢3が最も適切です。
【チ: 3】
平均によって曜日ごとのばらつきを小さくできます。ただし、祝日などの影響まですべて消えるわけではありません。
プログラミングにつながる考え方:移動平均
直近7日分の合計を7で割り、窓を1日ずつずらすと移動平均になります。「くり返し」と「配列」を使って、グラフの細かい変動をならせます。
大問 3. 放物線と直線の交点
この問題のポイント交点は2つの式を同時に満たす平行な直線で台形をつくる定義域も最後に確認する
(1) 直線の式
y=bx+c が (0,6) と (−6,0) を通るため、切片は c=6。
0=−6b+6 より b=1。よって式は y=x+6 です。
【ツ: 1, テ: 6】
(2) aの値
①は y=ax2、②は y=a(x−5)2+5、③は y=x+6 です。
3つのグラフの共通の交点を (p,p+6) とおくと、
ap2=p+6,a(p−5)2+5=p+6 となります。p=0 では最初の式が成り立たないので、a=(p+6)/p2 を2つ目の式に代入します。
(p+6)(p−5)2+5p2=(p+6)p2 整理すると、
5(p−3)(p+10)=0 よって p=3 または p=−10。それぞれ a=1、a=−1/25 となります。図の放物線は上に開いているため a>0 です。したがって a=1、共通の交点は (3,9) です。
【ト: 1】
(3) 四角形の面積
④は③と平行で、①の頂点 (0,0) を通るので、y=x です。
②と④の交点を求めます。
x2−10x+30=x ⟹ (x−5)(x−6)=0 したがって A(5,5), B(6,6) です。
②と③の交点は、
x2−10x+30=x+6 ⟹ (x−3)(x−8)=0 より C(3,9), D(8,14) です。
四角形ABDCは、AB と CD を平行な2辺とする台形です。三平方の定理から、
AB=12+12=2,CD=52+52=52 となります。2直線の間隔は、縦の差6をそのまま使うのではなく、直線に垂直な長さで測ります。傾き1の直線なので、直角二等辺三角形を使うと高さは 6/2=32。
面積=2(2+52)×32=18 【ナ: 1, ニ: 8】
図で確認:平行な2直線にはさまれた台形
A→B→D→Cの順に結ぶと台形になります。青と緑の直線の間隔は、垂直に測ります。(4) 反比例のグラフとの交点
まず、y=d/x と④の y=x の交点を考えます。
定義域が x<0 なので d>0 であり、交点の x 座標が整数なら d=k2(k は正整数)です。
次に、③の y=x+6 との交点を考えると、
x2+6x−d=0 ⟹ x=−3±9+d となります。負の側の交点が整数になるには、9+d=l2(l は正整数)が必要です。
l2−k2=9 ⟹ (l−k)(l+k)=9 正整数の因数の組は (1,9) と (3,3) です。前者では k=4、後者では k=0。k=0 は x<0 の条件を満たさないため除外します。
したがって、条件を満たす値は d=16 のみです。交点は④と (−4,−4)、③と (−8,−2) になり、両方とも整数です。
解答欄についての注意
原問には「ヌ」と「ネノ」の2つの値を書く欄があります。しかし、記載された x<0 と交点の条件からは d=16 の1つしか得られません。本記事では、条件から求めた結果と、原問の欄構成を区別して記載しています。もう1つの値やマーク欄への割り当ては推測しません。
なお、0 と 9 も差が9の平方数ですが、d=0 では④との交点が x=0 となるため使えません。
プログラミングにつながる考え方:整数の候補をしぼる
この問題では因数の組から有限個の候補を調べられます。プログラムで一定範囲を試すこともできますが、範囲外に解がないことは、式の性質を使って説明しましょう。
大問 4. 算額と円の半径
この問題のポイント対称性と補助線を使う正三角形の高さと内接円を結ぶ面積比は相似比の2乗
(1) 正三角形の面積
1辺が10の正三角形の高さは 53。面積は 21×10×53=253 です。
【ハヒ: 25, フ: 3】
(2) 一直線上にある点
正三角形の内接円の中心 O は、頂点Aから底辺BCの中点Dに向かう対称軸上にあります。
頂点Aに近い乙円もAB、ACの両方に接しているので、その中心 O1 は同じ角の二等分線上にあります。また、2つの円の接点Gは中心を結ぶ直線上にあります。
したがって、A,O1,G,O,D は一直線上にあるので、選択肢⓪です。
【へ: ⓪】
(3) 円の半径と角度
甲円の中心 O は正三角形の内心であり、重心でもあります。AO は頂角を二等分するので ∠OAF=30∘。接点に向かう半径 OF は辺ABに垂直なので、∠AFO=90∘ です。
よって ∠AOF=60∘。OG は OA と同じ向きなので、∠GOF=60∘ です。
正三角形の高さは 53。重心は高さを頂点側から 2:1 に分けるので、甲円の半径 R=OD は、
R=353 です。
【ホ: 6, マ: 0, ◯: 5, △: 3, □: 3】
(4) 線分比と乙円の半径
甲円の半径を R、乙円の半径を r とします。AD=3R、OG=OD=R なので、
AG=R,GD=2R より、AG:GD=1:2 です。
ここでGを通りBCに平行な直線を引くと、AB・ACとの交点とAによって、小さな正三角形ができます。乙円はこの三角形の内接円です。
内心が高さを 2:1 に分けるので、AO1:O1G=2:1。O1G=r より、
AG=AO1+O1G=2r+r=3r となります。したがって、
r=3AG=3R=953 です。
【ミ: 1, ム: 2, *: 5, ▽: 3, @: 9】
図で確認:甲円・乙円と補助線
乙円の内接する小さな正三角形を、Gを通る補助線でつくります。(5) 面積比
AO=2R、AO1=2r=2R/3 なので、
OO1=AO−AO1=2R−32R=34R となります。よって、
OAOO1=2R4R/3=32 です。B、Cについても同じ関係が成り立ちます。つまり、△O1O2O3 は △ABC を中心O、倍率 2/3 で縮小した正三角形です。
面積比は相似比の2乗なので、
△ABCの面積△O1O2O3の面積=(32)2=94 となります。
【メ: 4, モ: 9】
大問 5. 規則性と鱗の敷き詰め
この問題のポイント並び方を式で表す群の先頭が何番目か数える個数と高さの両方の条件を使う
(1) 群数列
n 段目には 2n−1 個の鱗があります。
n 段目までの総和は 1+3+5+⋯+(2n−1)=n2 個となります。
n2>200 を満たす最小の自然数は 15(152=225)です。
【ヤユ: 15】
(2) 数列の項
与えられた数列は、初項1、公差4の等差数列(4k−3)です。
第10群までに含まれる項の総数は 1+2+⋯+10=55 個。
第11群の最初の項は、全体の第56項にあたるため、4×56−3=221 となります。
【ヨラリ: 221】
(3) 図形の敷き詰め
側面の展開図は、横 20π、縦 10π の長方形です。円柱を一周する1段の半円の個数を m、段数を n とすると、
です。展開図の左右の端は円柱上でつながるため、段をずらしても1周分の個数は同じです。
半円の半径を r、2段目以降に高さとして飛び出す長さを h とおきます。横の長さと全体の高さから、
2rm=20π,r+(n−1)h=10π となります。一番下の半円の高さは r、それ以降は1段ごとに h ずつ高くなる点がポイントです。
問題文の条件は、半円の直径 2r の 1/6 から 1/4 までなので、
3r≤h≤2r です。r=10π/m を使うと、n>1 のとき、
rh=n−1m−1 となります。65の因数の組を、この高さの条件でも調べましょう。
したがって m=5,n=13 です。
r=2×520π=2π このとき h=r/3=2π/3 なので、r+12h=2π+8π=10π と高さも確認できます。
【ル: 2, レ: π】
プログラミングにつながる考え方:条件をすべて確かめる
65の約数を順に調べ、「個数」「横の長さ」「高さの増分」の条件をすべて満たす組だけを残します。ひとつの条件だけで決めず、最後に元の条件へ戻して確かめる考え方は、プログラムの検証にも役立ちます。
この問題で身につけたい考え方
順序を守って計算する符号・平方根・不等号を1段階ずつ確かめる。
図と式を行き来する交点は連立、面積は底辺と高さ、円は対称性と補助線から考える。
データの特徴を考えるグラフで断定できることを区別し、曜日の影響を平均でならす。
条件を最後まで使う整数・定義域・高さの範囲など、条件の取りこぼしを防ぐ。
プログラムで確かめる規則性を式にして、有限個の候補を漏れなく調べる。